宇宙大怪獣ギララ

今回は、宇宙大怪獣ギララです。









しかし、幼児の頃はこの怪獣の存在に
気づいていませんでしたし、当然怪獣
人形も持っていませんでした。

当時の事を、よーく思い出してみると
微かに頭を過るのは、ケイブンシャか
ら発売されていた

原色怪獣怪人図鑑

の一番最初に発刊された1971年度
版をバイブルのように愛読し、怪獣を
模写していたなぁということ。

そこで、見た怪獣がギララだというこ
と。しかし、実際の映像としてギララ
を見るのは、まだまだ先の事になるの
でした。

松竹の怪獣ってなかなか、テレビでは
見れないし映画館でのリバイバル上映
も当時はなかなかお目にかかれるもの
ではありませんでしたから。

そして、肝心の怪獣人形ですが、

宇宙怪獣とは?

という問いかけにまんま、このギララ
です。と自信をもって推薦できる造形
だと言えますね。

月面クレーターの様な肌の質感を表現
したテクスチャーは、唯一無比のこの
当時の表現力だと思います。あとは、
このボリューム感、特に腕周りの厚み
につきますね。今まで発売された同じ
怪獣ソフトビニール人形でも、手に持
った時の圧倒的なごっつりした、幅広
なボディはかなり、スタンダードとは
かけ離れた、オーバーサイジングスケ
ールで、このギララと当時同時期に、
日東から、発売されていた、ガメラと
バルゴンそしてガッパにも共通する、
ものがありますね。

今になって、この怪獣に、好感度が、
あるなぁと、しみじみ思った雑感を書
き足しますね。この当時の少年誌を今
読み漁るとこのギララは少年画法社が
発行していた、少年キングがメインで
宣伝をしていたようです。この怪獣の
名前さえも読者投票で決めていました
ね。少年キングが、プッシュしていた
怪獣。という部分が今の僕には突き刺
さりました。









写真 補足

ギララ 頭部触覚破損 マルサン製
ギララ(中)びっくり怪獣 マルサン製

「宇宙大怪獣ギララ」 1967年3月25日 松竹系で公開