カニ座怪獣ザニカ、電波怪獣ビーコン、昆虫怪獣ノコギリン

今回は、カニ座怪獣ザニカ、電波怪獣ビーコン、昆虫怪獣ノコギリンです。





















今改めて、ザニカっていう名前が可愛
いので、名ずけ親のセンスに驚いてい
ます(これは、全怪獣の名ずけ親に対
して言える事ですがね)

昔から、子供ながらに思っていた事で
すが、新聞広告、雑誌広告、テレビの
CMのコピーライターや、テレビCM
に使われる数十秒の音楽製作人、そし
て怪獣の名前を考える、などの仕事を
してる人々に凄く憧れていました。

そして、怪獣人形の造形の仕上がりが
とても可愛いです。怪獣人形生産ライ
ン最初期に当たるウルトラQの、キャ
ラクター辺りの弄り方とはまた違った
緩いラインと身体のテクスチャーが、
本当に流石過ぎると、思えるのです。

怪獣好き以外の、ソフトビニール人形
コレクターに訴えかける事の出来る程
光る物があると言えるのがザニカ造形
の凄い部分ですね。動物ソフビなどの
幼児が水辺で遊ぶ玩具などと同等の、
やわらかい感じが良く出ています。

実際の放映内容は、星座を絡めた話し
で進められていて、ロマンチックでも
ありますね。劇中のザニカは蟹らしく
クプクプ泡は吹くし、ハサミは捥ぎ取
られるしで散々ですが。

ビーコンは自分の中では、スペクトル
マン怪獣のクルマニクラスと、若干キ
ャラクターというか顔の造りが被って
いるなと思っています。目が三つある
怪獣って、あんまり無いですから。

後、顔アップで、じっくり見てると、
国営放送局NHKのアニメ番組

「こんなこいるかな」

に出てくるキャラクターのような、愛
くるしい表情をしていることに気づか
されました。ブルマァク怪獣造形って
奥が深いですね。

もう一つ気になっているポイント、と
言えば背中の突起物ですかね。身体の
前面よりも後ろの造形に、ポイントが
集中してるって、二足歩行型怪獣の中
でも割と珍しいかもしれません。

ノコギリンですが昆虫怪獣です。アン
トラー系ですね。ただ造形的にアント
ラーにはほど遠い出来具合が、トホホ
状態です。ミドルサイズのノコギリン
は、意外と大好きなんですよね。なん
なんですかね、このスタンダードの大
きさになると、受付られなくなる現象
は。

ノコギリンの、少し受け入れられ無い
部分を写真配置して眺めていたら発見
できました。頭の後ろの突起物の部分
の造形が弱いのです。なので突起物を
アントラーばりに、カブトムシの様に
立派に再現してさえすればもう少し、
かっこいい怪獣人形になっていたのに
な、と思いました。



写真 補足

カニ座怪獣ザニカ ブルマァク製 *
電波怪獣ビーコン ブルマァク製 **
昆虫怪獣ノコギリン ブルマァク製 ***

帰ってきたウルトラマン 1971年4月2日ー1972年3月31日 全51話

第23話「暗黒怪獣 星を吐け!」に登場 *
第21話「怪獣チャンネル」に登場 **
第26話「怪奇!殺人甲虫事件」に登場 ***