今回は、あしたのジョー・力石徹です。
とにかく、肌色ソフビの劣化具合が最
高なソフビ人形だと思います。
この人形の発売されていた１９７０年
代から１９７１年にかけて、タカラは
自社の製品である、リカちゃんシリー
ズの「ピチピチリカ」を発売していま
した。（ＧＩジョーではアクアラング
を装備した物を発売）
普通の肌色よりも、褐色具合が最高な
人形なのですが、その褐色素材を活か
したような、この力石徹への肌色素材
のチョイスが、劣化の具合と相まって
また最高な色合いへと変化しているの
です。
この色合いは、現在では、出そうと思
っても、なかなか出せない代物だと思
います。
タカラは、この人形（あしたのジョー
スタンダードサイズシリーズ）と同時
期に、ＧＩジョーのラインナップに、
スポーツシリーズを組み込んできまし
た。
そこには、日本オリジナルＧＩジョー
の目玉とも言える、ボクシングが用意
されていました。（他は、野球、柔道
レスリング、があり、のちに、アクア
ラング、スキーなどが追加される）
それだけ、この時代はスポーツ根性と
いうキーワードで玩具業界もイケイケ
だったのでしょう。
自分にとっては、ボクシングという物
は、「殴り合う」というよりも、減量
が壮絶なスポーツ、という刷り込みが
このアニメーション作品によって、さ
れたように思います。
写真 補足
あしたのジョー・力石徹 スタンダードサイズ タカラ製
あしたのジョー １９７０年４月１日ー１９７１年９月２９日 全７９話