怒り顔の怪獣

今回は、怒り顔の怪獣です。








なんか、昔っから、この怪獣の顔って
他の怪獣よりも凄く怒ってる顔に見え
るのです。なので

怒り顔の怪獣

と呼ばせてもらいます。

この怪獣、大協の、チラノザウルスと
ある意味、似た境遇というか、なんか
踏み絵的な要素のある、怪獣だと思っ
ています。

この怪獣の造形、表現、愛嬌のある顔
を愛せるかどうか、でニセモノ(ある
いは、昨今違う意味合いで一人歩きし
ていった感のある、御馴染みワードで
ある、パチ怪獣)と言われかねない、
ジャンルの怪獣達を愛せる器量が備わ
った人か、そうで無いか、が分かるか
と。

自分は、ブルマァクのゴモラの赤い成
型色とブルーメタリックのべったりと
した吹き付け塗装が、大好きなので、
この怒り顔の怪獣の色味は、大好物な
のです。ですが、、、、

自分は、購入当初の90年代初頭は、
もうシャレで購入という口でしたね。

だけど、ある時期からは、見る目も変
わりました。いつを境に、と言われる
と、返答に困るけど、この怪獣の、出
どころ、というか、制作会社が判明し
てからは、確実に見る目は変わったと
思います。

三浦トーイは、ちゃんと毎年、総合の
玩具カタログを出版していた程、大き
な玩具会社だったし、幅広い商品ライ
ンナップを揃えていた玩具会社でした

200円ラインと、思しき怪獣達が、
ビニール袋に詰まっている3点セット
(3つで、価格は、500円でした)
怪獣達も、1971年の総合カタログ
には、アートワークの台紙と、共に、
掲載されていたので、大怪獣550円
ラインも、当然なんらかの形で、この
号では、無いのかもしれないけれど、
いつしかの号では、掲載、そして発表
されていたはず。なのです。それを、
今探し出し、よーく調べあげていけば
550円ラインの大怪獣5種の名前が
この令和の時代に、ようやく判明する
わけです。

このような、名も無き怪獣達の、名前
を探し出す為に、数十年かけて、三浦
トーイ(や大協など)の研究を地道に
続ける作業って楽しいですね。














写真 補足

怒り顔の怪獣 三浦トーイ製

三浦トーイ1971年のロングセラー「大怪獣」550円のライン