今回は、原始恐竜ゴロザウルス・電子怪獣メカニコングです。
東宝系で1967年夏に、公開された
キングコングの逆襲に出てきた怪獣と
ロボットです。怪獣総進撃(1968
年夏公開)では、ゴロザウルスはフラ
ンスのパリ凱旋門を破壊していること
でも、おなじみな怪獣です。
そもそもなぜこの怪獣なのか、という
と、米国のオリジナルのキングコング
(1933年)では、恐竜ティラノザ
ウルスとコングが戦うシーンがあり、
この東宝版、キングコングの逆襲でも
恐竜型の怪獣ゴロザウルスを登場させ
戦わせたかったのですね。
僕は幼児の頃当然このゴロザウルスは
持っていました。やっぱり、メカ二コ
ングが大好きだったせいもあり、共演
相手のゴロザウルスは絶対に持ってい
なければいけない怪獣だったからだと
思いますね。
自分が当時持っていたのは、当然ブル
マァクのゴロザウルス、メカニコング
だったわけですが、マルサンのゴロザ
ウルスは、やっぱり、隣に置いて並べ
ると、若干大きく、そして重みもあり
やはり、なんか塗装仕上がりも、丁寧
な仕事ぶりな気がします。
とは言っても、ブルマァクのゴロザウ
ルスも尻尾の造形や尾の塗装などは、
見ていて惚れ惚れしてきます。マルサ
ン・ブルマァク怪獣の中でも1位2位
を争う、尻尾の形状のかっこよさが有
ると思いますね。
そして、メカニコングですが、もう何
も欠点が見つけられません!あえて言
うならば、もし当時、斬新な色の成型
色が、もし製作されていたのなら、見
てみたかった、、、。ガボラの様な、
ピンクに銀の塗装や、ガルバンの様な
塗装の赤い成型色。製品はブルマァク
なのですが、自分としては、映画公開
時の1967年夏の第一次怪獣ブーム
期に、企画製作された、マルサンの造
形を継承している怪獣人形であって欲
しい、と願うソフトビニール人形の、
一つですね。
後は、マルサンの大魔神や、ガルバン
の造形の様に、下半身に重点を置いた
造形の人形も見てみたかった、気がし
ます。絶対にかっこいいはず。
写真 補足
ゴロザウルス 尾破損 マルサン製
ゴロザウルス ブルマァク製
メカニコング ブルマァク製
ニセモノ キングコング 製作会社不明
「キングコングの逆襲」 1967年7月22日 東宝系で公開