双頭怪獣パンドン、宇宙細菌ダリー

今回の怪獣は、双頭怪獣パンドン、宇宙細菌ダリーです。






パンドンはウルトラセブンの、最後の
怪獣でもありガッツ星人と共に最強の
敵の部類に入りますね。なんせ二話に
渡りセブンと戦いますから。

そして、この怪獣人形ですが、幼児期
には持っていませんでしたが、友人の
パンドンは、落としすぎて口が欠けて
いて、子供ながらに、壊れやすい怪獣
のレッテルを貼っていたのです。
よって、持っていなくてもいいや認定
していた、という事ですかね。






ダリーは幼児期に持っていました。
何だか買ってもらった時の事を非常に
よく覚えている怪獣です。何故か?

自分で再検証してみたんですが、ダリ
ーはピンク整形色で、他の怪獣とは違
う印象が有りましたよね。

特別感がある怪獣でした。しかも普通
怪獣と言えば、巨大なというイメージ
なのですが、ダリーはミクロの世界の
怪獣です。

ある意味、悪玉ウィルスのような者で
すね。番組に出てくる女優さんも、若
い頃の松坂慶子が、このエピソードの
主役ですし、番組内容も怪獣の造形も
僕の中では、とっても思い入れのある
感じになっています。

当時洋画で、ミクロの決死圏というの
あったと思うのですがそのコンセプト
からインスパイアされた話なんですか
ね、ふと思い出しました。

成田亨の抜けた、怪獣デザインの後を
引き継いだ、池谷仙克の最初のデザイ
ンした、怪獣と言われています。

あと、このダリー幼児期にしても大人
になって購入した時も、お気に入りで
あったにもかかわらず、今回こうして
取り上げて写真にも撮り配置して色ん
な角度から画像を眺めていて、ふとこ
んな事を思ってしまいました。なんか
シロアリみたいで、少し嫌かも、、、

何故かというと、今僕の家はシロアリ
問題に悩まされていて、シロアリとい
うキーワードは少しも洒落になってい
ません。蟻って聞こえはいいですが、
シロアリは蟻の仲間ではありませんし
ゴキブリとかと同じ部類の害虫でしか
ありませんから。

あと、ダリーの足裏の名前ですが、物
凄く小さく彫られています。この名前
の彫り方で、この怪獣の造形師の方を
おおよそ断定できる事も可能な訳で、
幼児期には、全く気にする事も無かっ
た、こうゆうささやかな諸々の事も今
の自分にはとても楽しめる部分です。


写真 補足

パンドン ブルマァク製*
ダリー ブルマァク製**

ウルトラセブン 1967年10月1日ー1968年9月8日 全49話

第31話「悪魔の住む花」に登場**

第48話「史上最大の侵略」(前編)、第49話「史上最大の侵略」(後編)に登場*

追記

最近ふと思ったのが、ダリー、ラドン
ガイガンって原型師が同じかなぁ、っ
てこと。なんか足裏の、文字が小さい
のも共通しているし、胴体と足の感じ
が、雰囲気が似ている。(ガイガンの
足は除く)