大巨獣ガッパ・その3

今回はガッパです。ミニサイズです
が、やっぱり、、、な造形ですね。
ジグラが、あんなに素晴らしいのに
何故ガッパ造形は、この頽落なので
しょう。日東造形の七不思議です。


日東怪獣の何処かで、広告研究まと
めを出そうと、思っていましたが、
ぐずぐずしていたら、手持ちの怪獣
の最後にあたるガッパミニの所まで
ずれ込んでしまいました、、、。




日東科学の当時の広告を調べ上げて
いると、不思議な広告に目が行きま
す。ブルマァクとタカトクトイズの
OEM 的なやり取りや、ディストリ
ビューション的な関係性は知ってい
ましたが、日東科学とタカトクトイ
ズでも、その様な動きが有ったとい
うのが、これらの玩具業界誌広告を
見る限り分かりました。

キングアロー、ディメトロンド、ア
ンキロサウルス、アーケロンガメ、
これらの袋入りを、見た事が無いの
で日東科学の日活、大映、ウルトラ
怪獣シリーズとの関連性が、広告上
では分かりましたが、消費者レベル
玩具店舗レベルでは、どの様な広が
り方をしていたのか、が気になりま
す。

よい機会だと思ったので、手持ちの
アーケロンガメを取り出して、日東
ガメラと、軽く画像上で比較なんか
してみようかと思います。ガッパミ
ニ造型をディスって、日東科学関係
怪獣達の発表を終えるなんて心痛む
所なので。




アーケロンガメが、広告上には居る
にもかかわらず、肝心のガメラは、
何処にも載って居ない、というこの
本末転倒さ加減。そんな、おおらか
な社風が受けて取られる当時の広告
ページが僕は大好きです。タカトク
上から三つ目の広告を参照。






ギロンは何故、ジグラ映画公開時に
なっても、ウルトラ怪獣ラインナッ
プに加わっていないのか、そして何
故大きいのかが、未だに分かりませ
ん。まぁ広告でギロンを一切見れな
かった、という事は、このシリーズ
の商品の出順として余りにも末期だ
った為に広告に載れなかったのは、
事情としておおよそ分かりましたが

足裏はしっかりと日活の刻印
タカトクのTTマーク良いですね。現代人にはTWICEですかね。僕的には柔術のテレレマークです。

写真 補足

ガッパ ミニ 日東科学製

アーケロンガメ タカトク製

「大巨獣ガッパ」1967年4月22日公開 日活作品 に登場