グレートマジンガーミニサイズ・ニセモノ

今回は、グレートマジンガーミニサイズ・ニセモノです。









このニセモノの、関心させてもらった
部分は、背中のスクランブルダッシュ
が胴体と一緒に成型されている部分で
しょう。

いろんな部分で、造形的に甘さが滲み
出ている人形ではありますが、スクラ
ンブルダッシュが、装着されている、
という、ただ一点の頑張りが、憎めな
い奴、という印象に繋がっています。

そして、昭和のニセモノ玩具の中でも
カルト臭が、プンプン漂って来るこの
サンダーZとその亜流製品の透明人間
サンダーZを載せておきます。(ニセ
モノ玩具の、ヘッダーカードに、ST
マークって意外と無いと思うんです)

胸のZ部分は、まぁ分かるのですが、
(それでも、初見は、相当びっくりし
ましたが)、僕的には今現在デザイン
的に見て、分析してみて、直角90度
の耳を、あえて連結させている、とい
う部分(上下二段システム)に、グサ
ッと、心を動かされましたね。

あとはやはり、胸のZの斜め線部分の
ハイフン、にも今改めて、心を揺さ振
られています。横にしたらば、Nに見
られてしまっても、おかしくは無いだ
ろうし、ハイフン無ければ、漢字の乙
と読まれてしまう可能性も無きに有ら
ずです。製作者のZの、ハイフン追加
の判断は、決して間違ってはいなかっ
たのです。そんな、部分に今、結構萌
えましたね。造形的に萌えさせてもら
うことは、ここ最近増えてはきました
が、こんな、文字のチョンという部分
に萌えたのって、割と初めての経験か
もしれません。だってヘッダーカード
上の、タイトルロゴのZにはチョンッ
が無いのですから。

あと、最後に言わせてもらいますが、
透明成型で、中身の機械(青色)まで
挿入されている、透明人間サンダーZ
ですが、ロボットなはず!なのに透明
人間!ってどうゆう事なのですか!

ロボットなのに、人間、、、、、、、
要するに、これがサイボーグという事
なのですかね。奥が深いです。ってか
深すぎますよ!

やっぱり、ニセモノ玩具って、造形や
ネーミングや、ヘッダーイラストから
ボケを、わざわざ、飛ばしてきてくれ
るのですが、昭和40年代のボケが、
そのまま、この平成が終わりを迎える
という、この現代にも、全然破壊力が
衰える事も無く、100パーセントの
力で、訴えかけてくるんです。最高で
す。

やっぱり、受け手(ニセモノ玩具収集
家、昭和玩具研究家)は、そのボケを
全力でバンプを取りながら(受けなが
ら)思いっきり、突っ込んであげるの
が、筋ってもんです。






写真補足

グレートマジンガーミニサイズ・ニセモノ 製作会社不明

サンダーZ 製作会社不明
サンダーZ 袋入り 製作会社不明
透明人間 サンダーZ 袋入り 製作会社不明

グレートマジンガー 1974年9月8日ー1975年9月28日 フジテレビ系で放映 全56話

追記

サンダーZと、透明人間サンダーZの
写真は、だいぶ昔の撮影の為、商品の
質感が、伝わりづらい点、ご了承下さ
い。透明人間サンダーZですが、バリ
エーションとして中身の機械が赤い物
も存在していますね。もう一つモール
も組み込まれているのですが、この色
のバリエーションについては、現在も
調査中です。