まつ虫のまつおくん – 昭和玩具研究+発表

今回は、まつ虫のまつおくんです。

悪そうな、（小憎たらしい）表情して
いますよね。まつ虫という昆虫の種類
には、ほど遠い顔の表情だと思います

本来、まつ虫ってコオロギやスズムシ
の様な外観ですから。

でも、顔部分の塗装技術は、相当レベ
ルの高い、細かい繊細な仕上げになっ
ていると、思います。

例えば、あまり似ている人形は、思い
浮かばないけれど、白目の枠に黒が引
いてある、同じ様なブルマァク製の、
スタンダードサイズのガキンコなんか
の顔部分の塗装が、これと相対する様
な製品だと思うのですが、もう目の縁
取り部分の塗装とか、ほんと比べもの
にならない程完璧だ！と思っています

あとは、足の先です。なんか尖ってい
て、アブドーラ・ザ・ブッチャーや、
ザ・シークの凶器シューズの様な雰囲
気が、なきにしもあらずです。なんか
体はいちいち可愛い雰囲気ですが、手
のポージングが、やたら戦闘的ですし
おまけに、眉毛がもう、完璧に上から
目線を助長している形状です。

そう、そしてこの、みなしごハッチ昆
虫シリーズを触って、撮影していて、
チビラくんのシリーズも、もし柔かい
ソフトビニールで、笛が仕込んである
仕様で、当時発売されていたりでも、
したら、出来はどんなだったんだろう
とか、軽く妄想してしまいました。そ
の際は、あのイワタニのインタック！
でお馴染みの、ゴキドンも、この大き
さ、柔らかさで！あったら最高だなぁ
（ある意味虫の形状なので良いはず）

後は、クレクレタコラの仲間のシリー
ズなんかも、スタンダードサイズで、
この柔らかな、材質でもしも作られて
いたならば、さぞかし、ドンピシャで
可愛い製品になっただろうなぁとかね