宇宙海賊キャプテンハーロック(布ビ)

今回は、宇宙海賊キャプテンハーロック(布ビ)です。





















自分が、今回勝手に「布ビ」なんて、
呼んでしまっていますが、、、

ソフトビニール成型の人形が布を纏っ
ていたら、それはもう、自分にとって
は「布ビ」のカテゴリーなのです。

とにかく、自分が思うには、宇宙海賊
キャプテンハーロックの玩具立体物の
中で、一番出来が素晴らしい!それは
当時物、今現在まで、出されたありと
あらゆる玩具、立体物の中でですよ。

とにかく当時の広告見ても、正式名称
が無いみたいなので、「布ビ」という
ことで、話を続けさせてもらいます。

当時定価は、¥980でした。今回の
同じ枠シリーズでは、台羽正・有紀螢
が出ていますが、布を羽織っているの
は、キャプテンハーロックのみなので
す。よって台羽正・有紀螢それぞれの
定価は¥800となっています。

自分は、このシリーズ、人形の素体は
中身にハリガネの仕込んである、クネ
クネ人形の豪華版だと、勘違いしてい
た時期もありました。この細さでも、
しっかりソフトビニール成型です。な
んかソフビ製ガレージキットなみの細
さと組み具合、外見なんですけどね。

これを言うのは、贅沢だなぁ、と自分
でも思ったのですが、同シリーズの、
有紀螢の頭髪が、植毛仕様なのです。
なので、キャプテンハーロックの植毛
仕様というのも見てみたかったなぁ、
ということ。タカラなら、リカちゃん
の仕事で、ドールの植毛仕様の仕上げ
の良さはお墨付きだと思うので。

凹凸プラス・プラスチック板のコンボ
ですが、このパッケージ形式は、プラ
部分を壊さなくても、開閉可能で、尚
且つ、複数個あっても重ね具合を工夫
すれば、場所も取らず大変優れた玩具
パッケージの仕様だと今見ても、思い
ます。ちなみに、、、

タカトクからは、ファンキーポーズ・
シリーズとしてキャプテンハーロック
有紀螢の計2体が、クネクネ人形とい
う形式で発売されていますがこちらの
出来は、、、、ノーコメントとさせて
もらいます。

カード裏の文章リライトしておきます

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西暦2976年、宇宙のどこかから、
日本のある地域に、巨大なペナントが
うちこまれた。大ペナントは、未知の
宇宙人が地球侵略の目標として、うち
こんだ電波灯標であった。そしてその
ことに気づいた人間が2人いた1人は
宇宙海賊キャプテンハーロックであり
もう1人は老科学者台羽博士であった
が、ペナントをうちこんだ女王ラフレ
シア率いるマゾーンの工作員に、台羽
博士は殺害されたのだった。台羽博士
の息子台羽正は偶然のことからハーロ
ックの船アルカディア号に乗り組み、
地球の危機を確信したハーロックとと
もにアゾーン宇宙艦隊との戦闘を開始
した。ハーロックとマゾーンの戦いは
壮絶をきわめ、果てしなくつづく。

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写真 補足

宇宙海賊キャプテンハーロック(布ビ)タカトク製

宇宙海賊キャプテンハーロック 1978年3月14日ー1979年2月13日 全42話

追記

キャプテンハーロックが、このキャラ
クターが生まれた日本より、外国(得
に)ヨーロッパでの人気の方が凄まじ
いという事実

キャプテンハーロック放映40集周年
記念で、松本零士がイタリアに招待さ
れる、とか普通にニュースでやってる
(現地で病で入院という残念な知らせ
まで、、、)

普通の、音楽愛好家の人が考える場合
松本零士のキャラクターが、世界の音
楽作家に与えた影響、というとまずは

ダフトパンクがPVに松本零士のキャ
ラクターを使用した、とかそんなもの
では?

自分的に、凄く興味のあった事実は、
北米ロックミュージシャンへの影響力
という部分。

パンクバンド「ミスフィッツ」その後
「サムヘイン」そして「ダンジグ」の
シンガーである、グレン・ダンジグは
アンダーグラウンドな、パンクシーン
では、カリスマ的な存在でした。19
80年代の話。

彼の個性的な片目まで塞がれ、垂れ下
がった髪型は、実は日本の漫画の主人
公キャラクターから、インスパイアさ
れた、という事を知り、当時自分は、
もの凄い衝撃を受けました。おまけに

彼のトレードマークとでも言うべき、
髑髏マークのシャツは、ハーロックの
身につけてる髑髏マークと、まったく
同じという!

男の子って、小学校低学年では、まだ
まだテレビ漫画漬けですが、高学年、
もしくは中学生になったら、もうテレ
ビ漫画の類は、完璧に卒業(注1)と
いうのが、デフォルトだと思うのです

ティーンエイジャーになったら、尚更
テレビ漫画?もう見ない!という程、
距離を置いてしまう存在だし、、、

中学生、そして高校生、とロック音楽
に目覚める僕は、尚更テレビ漫画の類
との距離は、離れていく一方でした。

自分が高校卒業した昭和61年ですよ
その年の夏手前、、、

スラッシャーマガジン1986年6月
号のグレン・ダンジグ特集号のインタ
ビュー記事ですよ!!!これ読んで、
自分の中で、価値観が、総入れ替え、
というか、いろいろクロスオーバーし
ていくのでした。(スケートボードの
月刊雑誌でインタビュー記事が、文字
びっちり7ページって、当時は物凄く
ありがたかったのですよ!*)

北米アンダーグラウンドミュージック
シーンのカリスマが、日本の漫画の、
キャラクター玩具をコレクションして
いたり、髪型の影響や、シャツの髑髏
マークがキャプテンハーロックからだ
ったり、(多分ですが、エンジニアブ
ーツも?!)

と、北米や欧州発の、文化や、音楽、
ファッションにどっぷりだった自分が
再び、まずは、自分の足元から見直す
(自分がガキだった頃、、ここ日本が
生み出した漫画のキャラクター達を、
自分の中で再検証する)という、よい
キッカケになる文章(インタビュー)
でしたね、このイシュー(スラッシャ
ーマガジン1986年6月号)は。

*余談ですが、、、、

実は、この時のロングインタビューの
音声がユーチューブに上がっていて、
物凄くびっくりしました。すごい時代
です。




追記2

無論、日本でもロック(ジャパメタ、
ハードコア)の枠の中で、古い玩具と
クロスオーバーしている現象は、同時
期にもありましたよ。WAR PAI
NTED CITY INDIANの
TERROR BOOGIEという作
品の中のメンバー写真とか、音楽雑誌
ロッキンfのラジャス・デッドエンド
のクールジョーやノヴェラ・アクショ
ン高橋の怪獣玩具のコーナーとかね。

(注1)
自分の中で興味深い検証は、同世代の
男子(昭和41年、2年、3年産まれ
くらい)と、アニメの話をしていて、
よく、お互いの共通項として、オリジ
ナル・ガンダムの話を、当然見ている
ものと、仮定して振られるわけですが
自分は、当時から(今も)全くそれら
を見てないのです、、、、その放送の
頃(当時12歳くらい)だと、自分は
アニメを見る事卒業してしまっていた
のです。