今回は、火焔怪人ザイラス、宇宙怪獣キングザイガーです。
火焔怪人である、ザイラスは間違いな
く、ブルマァク史上、最も軽視されて
いる、敵の人形の一つではないでしょ
うか？
しょっぱなから、かなり申し訳なくな
るくらい、この怪獣達には思い入れな
んていうもの無くて、惰性で、ただ、
ブルマァク製品だから、という理由で
購入していた怪獣だという事に間違い
は無いのですが、、
キングザイガーは、宇宙怪獣ですが、
ウーパールーパーが、怪獣になったよ
うな外見ですよね。
ただ、これらの思いは、購入時の思い
であって、所有して数十年が経ち、今
また、この怪獣人形に対する思いは変
わりつつある気が、しないでもないな
ぁと、撮影、配置をしながら、ふと、
思うのでした。
同時期に格安で、購入し続けたマルサ
ンオリジナル怪獣や、無名、三流玩具
メーカー製造の、怪獣達の飛躍具合と
言ったら、もうほんと、なんでこうも
同じ、ダメ怪獣なのに、格差が出てき
てしまうのだろうと、考えさせられて
しまいますよね。
同じ怪獣人形で、しかも製造からもう
直ぐ４５年ほど経とうと、しているに
もかかわらずです。一方は、名も無き
メーカー製造で、もう一方は、伝統あ
る一流のメーカーであるブルマァク製
です。
まず、自分の中でのミラーマンという
特撮ヒーローのあり方が、大人になっ
てから、物凄く上昇していくのです。
特に、番組における特撮映像テクニッ
クの見え具合効果具合ですね。
歴史上怪獣ヒーロー番組を、紐解いて
いくと色々と、分かっていくのですが
フィルム撮影、というポイント部分が
テレビのお子様向け特撮番組自体が、
年々歳を重ねていくに、したがって縮
小されていくのですが、このミラーマ
ンの、映像特殊効果テクニック部分に
関して言うと、まだ縮小という感じが
無いのでは、と思われます。よって、
番組を鑑賞していて、素晴らしい映像
エフェクトを沢山眼に焼き付けられる
という事態に遭遇します。
このデジタルの時代に、デジタルとア
ナログの明確な違いという物を分かっ
た上で、沢山の贅沢極まりないアナロ
グ手法の、合成エフェクト処理をまざ
まざと見せつけられてしまうと、この
ミラーマンという作品の底力を感じさ
せられると同時に、そこに居合わせる
怪獣達の存在感も、自然に底上げされ
ていくというものです。
ミラーマン初期デザインのスケッチに
は、僕の尊敬する偉大な昭和の漫画家
である森藤よしひろが関っていたりし
て、そんな部分も、一々再評価という
部分にプラスされていくんですよね。
ＣＸ現フジテレビで、放送されていた
ミラーマンですが、その短縮、再編集
版ともいえる、ミラーファイトは、現
テレビ東京である東京12チャンネルで
放送されていました。
ウルトラファイトでは、怪獣ショーな
どで活躍していた着ぐるみが使用され
ていましたが、ミラーファイトでは、
実際の撮影で使用されていた怪獣着ぐ
るみが使用されていて、そんなところ
も、ミラーファイトのプラス部分にな
っているのでは、とふと思いました。
ザイラス登場のエピソード回における
本編登場着ぐるみのクタクタヤサグレ
感は、哀愁すら、感じさせてくれます
放送本編と、ミラーファイトと、この
ブルマァクスタンダードソフビ人形の
三見一体として見てあげると、ザイラ
スという火焔怪人の地位が僕の中で上
昇していきました。
荒れ果てた土の上で、怪獣達が死闘を
繰り広げる、怪獣アトラクション再現
短編帯番組である、ウルトラファイト
の怪獣着ぐるみデザイン再評価繋がり
からの、レッドマン、ゴッドマン、グ
リーンマンまでは、再評価というか認
知度は急上昇の兆しは認められました
が、ミラーファイトの再評価まで、繋
がっていたかと言えば、その答えは未
だに出ていないというのが現状ですね
ミラーファイト２０１２なんてものが
あるにはありましたが、、、
写真 補足
火焔怪人ザイラス ブルマァク製
宇宙怪獣キングザイガー ブルマァク製
ミラーマン １９７１年１２月５日ー１９７２年１１月２６日 フジテレビ系で放映 全５１話
１１話「火焔怪人ザイラスを撃て！」
１４話「キングザイガーを倒せ！」
追記
んで、ミラーファイトとは直接関係の
無い話になってしまいますが、ミラー
ファイトなんて、ワードが出たら、こ
の話題に触れない訳にはいきません。
ほぼ１０年程昔に１９８０年代から、
活動を続けている、英国ヘビメタバン
ドグリムリーパーの、シンガーのソロ
作品で、米国の企業ガーミンインター
ナショナルの作る自動車搭載用ＧＰＳ
のコマーシャル動画
という曲の、プロモーション動画を、
有名動画サイトなどで是非チェックし
ていただきたいのです。
いわゆる特撮パロディ動画なのですが
ダイコンフィルムテイスト寄りでチー
プ極まりないのですが、ミラーマンに
初代ウルトラマンのフォルムを掛け合
わせた、銀色のダメダメヒーローガー
ミンマン（アイアンキングのバキュミ
ラーやジャンボーグＡのエメラルド星
人の雰囲気も、持ち合わせた）が、僕
にはドンピシャで現代になって再評価
玩具化した昭和の
ナショナル掃除機「隼」
のテレビコマーシャルを感じさせてく
れる程ユニークな作品にまとまってい
るんですよね。隼はヤメタランス改造
のゴミラと戦いましたがガーミンマン
は地図の怪獣と戦います。
・Ｓｔｅｖｅ Ｇｒｉｍｍｅｔｔ
・Ｇｒａｂ ｙｏｕｒ ｇａｒｍｉｎ
ちなみに、スティーブ グリメット率
いるグリムリーパーは、東京１２チャ
ンネルで深夜放送されていた、トキオ
ロックＴＶが開始されてから割と直ぐ
に、（多分１９８４年代頭）まだ司会
者エイミーやカーツが付く以前辺りで
シーユーインヘルが流れてきて、あま
りな、ヘッポコさ加減に（モーターヘ
ッドのシャイン等と同時間枠で流され
た為）ビックリした記憶が、今蘇りま
した。
でもあの頃民放地上波でメタルのビデ
オが流されるなんて、本当に稀な事だ
ったので、有難くベータのビデオに録
画させてもらいましたね。
スティーブさん曰く、ＣＭ発表から数
年程グラブユアガーミンは、ライブで
演奏したことが無かったそうなんです
が、ちょっと前に初めてライブでお客
さんの前で初披露されたそうです。