火星怪獣ナメゴン、コイン怪獣カネゴン

今回は、火星怪獣ナメゴン、コイン怪獣カネゴンです。










両方の怪獣、目が飛び出ているタイプ
なので、一緒に取り上げます。

幼児時代はソフトビニール怪獣で砂遊
び相当やり込んでいました。そしてこ
うゆう、目が飛び出ている怪獣は砂場
では絶好の埋めがいのある怪獣です。

ナメゴンの形状なんて砂場で遊ぶ為の
ものでしょ。ただ、僕は幼児時代この
怪獣持っていませんでしたし、僕の住
んでいる地域のガキ達は、誰もこの怪
獣を持っている奴、いませんでした。
それくらいレアな、珍しい怪獣だと思
っています。

ブルマァク時期に、は発売されていな
かっただろうし、怪獣の裏面を、よく
見ても、蓋が着いていたり、目の部分
も製造工程が複雑そうで、量産には、
明らかに向いていない怪獣ですよこれ
は。

ゴジラの整形色である、濃紺色で成形
されていて、しかも、髭も手描きであ
リ、マルサン、ブルマァク通して見渡
しても、非常に特別な形状をしている
怪獣の一つですよね。

ナメゴンのちっこい奴は怪獣パレード
という怪獣3匹が(ネロンガ、カネ
ゴン、ナメゴン)ゼンマイで動く玩具
に付いている物。ミニサイズが発売さ
れていないナメゴンですが、こうゆう
意外な玩具がひょっこり発売されてい
ると、ディスプレイに幅が出てきます
よね。

最近、角の折れたペギラをよーく眺め
ていて、気づいた部分が、ナメゴンの
頭部と、ペギラの頭部の丸み具合を、
それぞれ、ある角度から見ると、なん
か、やけに似ていて、造った人の手癖
が、こんな部分に、こうやって、出て
くるんだなぁと。マルサン初期の怪獣
達は、ほぼ同じ原型師(瀬戸物の原型
職人)と言われているのは、知ってい
ますが、こうやって、全くタイプの異
なる形状の怪獣に、それぞれの類似点
が、ダブって見えるって、なんか怪獣
デォルメのメソッドって素敵だなぁと
思ったので。








そしてカネゴンです。この整形色って
マルサンの一番最初の頃、発売されて
いた色塗っていないで発売されていた
らくがきシリーズの整形色の水色とほ
ぼ同じだと僕は思っています。

カネゴンとゴメスって幼児期の僕の中
で二大青い怪獣の代表みたいな感じで
印象に残っています。ほんとポリバケ
ツ色の怪獣といったらこの二体が真っ
先に頭に浮かぶんです。

ただ、冷静になって考えてみて、実際
放映された怪獣の色では無いはずなの
です。ただ、あまりにも、その怪獣の
イメージカラーが、玩具から来ている
というのは、面白いなぁと。多分ウル
トラQって白黒放映だったので、子供
達はそれぞれ、どんな色の怪獣なのだ
ろうか?と悩みに悩んで、怪獣ごっこ
をしていたんだと。

ギリギリ、初期ブルマァク世代の僕で
この感覚なのです。僕より上の世代の
方々で、マルサン怪獣で遊んでいた世
代の怪獣玩具に対する色彩感覚は、ま
た違うものなのでしょう。それぞれの
世代で怪獣人形に対する思いというの
は違ってきます。その違いなどをいち
いち考えたり、妄想したりする事って
なんか良いですね。大げさに言えば、
文化を再検証している気分にさせられ
る感じというか。

そこの世代間の差、というものを痛烈
に感じさせてくれるのが、怪獣人形の
買い方です。僕はマルサンというブラ
ンドに全然思い入れが、無かったので
す。小さい頃、持っていなかったから
です。

なので、僕所有のマルサン怪獣は壊れ
ているものが、マジックなどで汚い物
が、多いです。安価で買えさえすれば
壊れていても全然問題が無かったので
す。

ただ、今回のナメゴンは奇跡的に綺麗
な状態の物を所有できています。これ
は、わらしべ長者の様に、交換を繰り
返し繰り返し、ナメゴンまで、たどり
着いたんですよね。











写真補足

ナメゴン マルサン製 *
ちびナメゴン(怪獣パレード)マルサン製
カネゴン マルサン製 **

ウルトラQ 1966年1月2日ー7月3日 全28話

第3話「宇宙からの贈り物」に登場 *
第15話「カネゴンの繭」に登場 **

自宅の砂場で遊ぶ筆者(手前にあるサ
ソリ男の頭の存在から推測で多分4歳頃と判定
レッドキング、ヒドラ、バイラス、ゴ
モラ、蠍男、450円サイズセブン