地底怪獣パゴス、透明怪獣ネロンガ、ウラン怪獣ガボラ

今回は、地底怪獣パゴス、透明怪獣ネロンガ、ウラン怪獣ガボラです。

















僕思うに、マルサン、ブルマァク通し
て、このそれぞれの会社の方針である
子供の遊具としてのデフォルメが、二
足歩行の怪獣のフォルムとして、理想
的で尚且つ、50年以上経った今でも
ほぼ完成型であると。

この完成度あるゆえ、3体の怪獣の首
から下が、同一ボディで賄われていて
も全く違和感が生まれていないという
驚愕な事実。

ゴモラの脚部分も、微妙な違いはあれ
どほぼ同一タイプの脚佇まいを保って
いて、怪獣を見ていて、全く飽きさせ
ないんです。

数十、数百万トンある!と言われてい
る実際の怪獣を、手の平に乗せる事が
出来る大きさで再構築して見せる訳だ
から、それは相当の造形スキルを擁す
るはずです。

机の上に置き、眺めているだけにもか
かわらず、この怪獣の体重が数万トン
以上の重さを想像させてしまうのだか
ら、怪獣の造形の下半身部分っていか
に重要な部分か、というところでしょ
うね。

もう一つ大事な、この造形のポイント
で腹の部分を握り締めた時の感触が、
最高だという所。ボッテリ感がたまり
ません。

んで、冷静になって、このソフトビニ
ール怪獣玩具の身体の使い回しについ
てもう一度考えてみた。実際に撮影で
使用されている怪獣の着ぐるみって、
意外に結構な頻度で撮影が終わると、
色んな部分が改造されて、次の怪獣に
様変わりするんですよね。

玩具も、その方法取り入れているだけ
に、過ぎないのかもしれないなぁと思
った。

実際の撮影現場での着ぐるみ使い回し
バラゴン・パゴス・ネロンガ・マグラ
ー・ガボラ・バラゴン、、と良い感じ
で無限ループしてますよね。
























写真補足

パゴス マルサン製 *
ネロンガ マルサン製 **
ガボラ マルサン製 ***

ウルトラQ 1966年1月2日ー7月3日 全28話

第18話「虹の卵」に登場 *

ウルトラマン 1966年7月17日ー1967年4月9日 全39話

第3話「科特隊出撃せよ」に登場 **

第9話「電光石火作戦」に登場 ***

自宅の砂場で遊ぶ筆者 4歳
ブルマァク・ヒドラ、ブルマァク・ウルトラセブン450円サイズを確認

追記

この撮影で新たに気づいた点は、

パゴスの顔の造形のサイ感、

ネロンガの顔の造形の鯉感、

ガボラの顔の爬虫類感、です。

特に、ネロンガの横顔の鯉そのものの
様な目元、口元造形は、関心させられ
ました。角、触覚、が有るのに、魚類
を連想させるって、面白いし、もちろ
ん身体全体で見れば、巨大な怪獣その
ものなので、なんか不思議な感じもあ
ります。