今回はキカイダーのサイドマシーンです
ガキの頃、ヒーローのバイクにサイド
カーが付いている、という発想が斬新
過ぎて理解できるまで時間がかかって
いたと思います。
ボディが、青と赤のツートンで、バイ
クが、まっ黄色という、ある意味信号
機の様な色の集合体ですが、頭の部分
の透明越しに見える機械の精密さが、
全てをまとめあげていて、素晴らしい
としか、言いようがない色彩感覚です
ね。
ガキの頃は、この玩具の存在は知りま
せんでした。近所のガキ達も誰も持っ
ていなかったはずです。とにかく、キ
カイダー関連の玩具は僕の周りでは、
全くポピュラーでは無かったのです。
キカイダーベルトやダーク破壊部隊達
のミニソフビ人形、そしてポピニカの
サイドマシン、このくらいしか玩具関
連は認識していませんでしたね、ガキ
の頃は。
このサイドマシーンはバイク部分が、
ブロー成型で作られています。そして
人形部分はもちろんソフビ製です。こ
の組み合わせ最高でしょ！ジャンボマ
シンダーと同じ構成ですよ。ブロー成
型って軽くて、壊れにくい玩具素材の
代表的な物ですよね。細かいディテー
ルは表現しにくいですが、そこが玩具
っぽさを助長していて良いですね。
ブロー成型というかポリエチレン製品
って近年全く見なくなりましたね。そ
りゃ日用品では見ますけど、玩具は全
くといって見ないです。
背中に、ＴＴ刻印、そして漢字で東映
と彫ってあります。
キカイダーのスタンダードサイズソフ
ビ人形って刻印はＴＴでタカトクなの
ですが、販売はバンダイでした。ヘッ
ダーもバンダイ表記でしたね。ただ、
台紙には、小さなＴＴマークも刷って
ありました。このサイドマシーンの場
合はヘッダーはタカトクです。本来な
ら背中に赤いギターを背負っています
ただ、目の赤いサイドマシーンに乗っ
たキカイダーは見た事がありませんね
人形単体だと、黒い目と、その後の塗
り治したバージョンと二つあるのです
がね。という事は、自分の推測ですが
番組放映初期の発売のみで、後期は、
販売されていなかったのでしょう。
サイドマシーン３台並べてみました。
圧巻のボリュームです。
当時の玩具業界誌に載ってたサイドマ
シーンの広告ですが、なんと！！テレ
ビＣＭをやっていたという告知がヤバ
イですね。
そして、同じタカトクから出ていた、
ブロー成型の仮面ライダーのサイクロ
ン号がたしか、同じ価格の１４００円
でした。サイドカー部分とギター分、
キカイダーの方が、お買い得感があり
ますね。まぁ、ライダーの方は、マス
ク脱着可能でしたがね。
写真 補足
人造人間キカイダー サイドマシーン ギター欠品 タカトク製
人造人間キカイダー １９７２年７月９日－１９７３年５月５日 全４３話 ＮＥＴ系列で放映
追記
今回の撮影で思った事は、ブロー成型
とシールの相性があんまり良くないと
思いました。どんどん剥がれていくん
です。
自分は昔から木工用ボンドを使って修
正しています。
「木工用ボンド」と言えば、、、、、
小学生の頃、下敷きに木工用ボンドを
垂らし、それを壁に立てかけます。
乾いたら、黄色や黄緑色のマジックで
色を塗り偽物の鼻水を作っていました
ね。
これが、またいい具合に透明で、漫画
チックな鼻水が出来上がるんですよ。
漫画のまことちゃんの影響で、
長く・長〜く垂れた、鼻水は正義！！
でカッコイイ
という印象が、当時の小学生にはあっ
て、誰が一番かっこいい、長くて、リ
アルな鼻水を作るか、そんなくだらな
い偽物鼻水造りに一生懸命になってい
ました。
今で言うと、まぁ当時も有りましたが
ピカピカに艶のある、磨き上げるドロ
団子造りやアルミホイルの玉を磨き上
げる銀玉造りと、同じ様なものです。
キカイダーのサイドマシンの回なのに
何故か、木工用ボンドで作る偽物の鼻
水の話で締める事になってしまいまし
た、、、失礼しました。