今回は、吉村道明・スタンダードサイズです。
火の玉小僧、こと吉村道明ですがリア
ルタイムで見た覚えは全くありません
しかし、父親からは、しっかりとレス
ラーとしての立ち位置や、闘いぶり、
など一応の歴史的な説明を受けては、
いましたよ。
あとは、僕の世代だと、幼児からガキ
までは、誰しも入門書というジャンル
の書籍を購入して、穴が開く様に、隅
から隅まで、読み尽くす、という習慣
というか文化が、根付いていたんです
ね。そこで、プロレス入門というもの
も、何冊か出版されていましたから、
当然そこでも、火の玉小僧、吉村道明
の事は、なんとなくは、目にはしてい
る訳です。
現役時代は、血だるまに、なりながら
も最後は、回転エビ固めにより、数々
の試合をひっくり返して来た、功労者
であったのだといいます。そして、何
よりも、力道山亡き後、日本プロレス
を、スター選手とのタッグチームの良
き相棒レスラーとして支えてきた、良
識人なんだそうです。
そのおかげで、引退の時は、引退興行
を打った最初のプロレスラーだったと
聞きます。今でこそ、プロレスラーの
引退興行というものは、極々当たり前
に行われているものなのですが、当時
はそんな事無かったんですね。
まぁ極々稀に、現役時代の自分の後輩
に対しての態度が余りにも、酷くて、
報復的な告発が怖くて自身の引退興行
が打てない!打てなかった、、、なん
ていう割と有名な、プロレスラーも、
居たり、居なかったり、、、なんて話
も聞きますが。まぁそんな話は置いて
おいて。
僕でさえ、あと8年程で還暦を迎える
事になりますが、このレスラーの事、
全くカスリもしませんでしたからね、
僕よりも3つ4つ5つとか上の歳の方
々の世代に響くプロレスラーなはずで
すよね。
でも吉村道明のソフトビニール人形が
発売されていた!という事実が、何よ
りも、このレスラーシリーズについて
(ブルマァク・ワールド・チャンピオ
ンシリーズ)の詳細や、当時の状況、
などなどを紐解いていく為の、糸口の
突破口、になるんではないだろうか、
と勝手に踏んでいるんですけどね。
だって、とにかくこのシリーズの発売
時期やら、バックグラウンドやら、と
にかく資料が出てこないんですから。
まぁタイガーマスクシリーズと被って
いることだけは、間違いない、と思う
んですけどね。(ただの推測です)
タイガーマスクのアニメーション第1
話にも、ジャイアント馬場、アントニ
オ猪木、そしてこの吉村道明の三人が
タイガーマスクを空港に迎えに来る、
シーンもありますし。
下世話な話で、申し訳ないんですが、
こんな白いパンツが、ただのブリーフ
に見えないのは、この年輪がにじみ出
ている、顔の造形によるものだと、思
うんです。このシリーズの原型師は、
本当に凄い仕事をしたと思いますよ!
だって一歩間違えたら、川俣軍司にな
りかねない風貌ですし、おばさんなの
におっさんの様な風貌の政治家とかに
見られてもおかしくはありませんから
ね。
写真 補足
吉村道明・スタンダードサイズ 飛附屋・ブルマァク製
ブルマァク・ワールド・チャンピオンシリーズ
吉村道明・1926年9月19日ー2003年2月15日