今回は、タイガーマスク2世・ビッグです。
このタイガーマスク2世は、漫画版は
ニッチな痒いところを攻めてくる出版
社である、少年画報社から出ていた、
少年ポピーで連載が始まったのですが
休刊後は、増刊少年マガジンに移りま
した。
また、テレビランド、テレビマガジン
でも、連載があったようなので、これ
は是非チェックしないといけませんね
少年ポピーは、A5サイズで、分厚い
ガキ向け月刊誌で、当時は莫大な人気
雑誌だったコロコロコミックの亜流?
二匹目、三匹目のドジョウの様な月刊
誌でした。
しかしポピーという名前の通り、玩具
会社のポピーの後押しもある謂く付き
の雑誌でした。
通りで、表4の広告がポピー製品一択
だった訳ですね。タイガーマスクと言
えば、中嶋製作所!というイメージだ
ったのですが、これらタイガーマスク
2世もとより、それに続く実在のプロ
レスラーのソフトビニール人形のシリ
ーズまで、ポピーから発売されていく
背景がわかりました。
そして、テレビアニメもスタートする
のですが、実在のタイガーマスクも、
ほぼほぼ同時期に新日本プロレスの、
リングに登場するのです。
漫画、アニメ、そして実在のリアルな
プロレスラーまで出てきて、尚且つ、
ポピーから様々な玩具展開まで用意さ
れて、一大ブームになるように、壮大
なプロジェクトが組まれていた訳です
このポピー製ビッグサイズソフビの、
タイガーマスク2世は、その後のバン
ダイから、発売されていくキン肉マン
や北斗の拳、ドラゴンボールの孫悟空
の大きなソフトビニール人形の草分け
的な、ルーツ的な立ち位置に居るかな
と思いました。ただし、後者は、大き
なサイズ特有のオリジナルな、造形美
(特に下半身の、安定感を強調した)
がある様に、感じますが、このタイガ
ーマスク2世の場合は、極端にミニサ
イズそのままのデフォルメ感が残って
いて、下半身の細さが、少々鼻につき
ます。
おまけに人の素顔の造形比率が、極端
極まりない事になっていて、サイドか
ら、一見すると、オリジナルのタイガ
ーマスクの敵のキャラクターである、
ミスターノー的な、(男根の様な)不
気味な、不釣り合いなサイズ感で仕上
げてあるのです。
男根の上に、男根が二段重ねになって
いるかのごとく、という見た目なんで
すよ。
これが、狙っているのか、偶然そうな
ってしまっているのか、今となっては
誰も分かるよしもないのですが、って
か、狙っているわけ無い!と思います
写真 補足
タイガーマスク2世・ビッグサイズ ポピー製
タイガーマスク2世 1981年4月20日ー1982年1月18日 全33話
追記
このポピー製タイガーマスク2世の、
玩具のパッケージって、実在の方の、
佐山サトルのタイガーマスクの写真が
使用されているパターンが多いのです
が、さすがに最初のデビュー戦使用の
あの簡易的な酷い見た目のあのマスク
(あれも実はポピー製!)でありませ
んが、その次の、パフパフというか、
モフモフしている、見た目ヌイグルミ
のようなマスク(二代目マスク)を着
けた写真が使用されているんです。
ちなみに、僕は蔵前国技館のデビュー
戦であるダイナマイト・キッド戦も、
その次の、実際では、国内第二戦とし
て、カウントされていない、新宿京王
プラザホテル内でリングを組んで行わ
れた、ヒロ斎藤戦も、実際にこの目で
見に行っているのですが、、、
この新宿京王プラザホテル内の試合で
は、このヌイグルミマスク着用で、試
合が行われたのです。
まぁマスクの出来不出来は置いておい
て、、、あの佐山サトルの動きの4次
元レベルの跳躍力と言ったら、、、、
全てのプロレス小僧の従来からある、
プロレスラーの動きというものは、、
という意識を、かるーく塗り替えてし
まいました。
それまでは、藤波辰巳(ってか自分は
フヒナミって海外で呼ばれているあの
ジをヒと呼ぶ言葉の響きに萌えます)
のジュニアの戦いが、プロレス最高峰
のハイスピードな動きだったのですか
ら。国際から来た剛竜馬との因縁の抗
争とかね、当時最高に燃えましたよ。
だってあのロディパイパー(マスクド
カナディアン)が、単なるドラゴンス
ープレックスの引き立て役に成ってい
たのですから!そしてロディパイパー
といえば映画「THEY LIVE」
ですよね。