アンドレ・ザ・ジャイアント

今回は、アンドレ・ザ・ジャイアントです。















自分にとってのアンドレ・ザ・ジャイ
アントは、プロレスラーというよりも
1978年劇場公開の映画

「四角いジャングル・格闘技世界一」

に出てきた、プロレスラー以上の規格
外身体能力を持つ最上級最強人間って
イメージなんです。

国際プロレスに参戦していた、モンス
ター・ロシモフ時代は、全く知りませ
んでした。カール・ゴッチやビル・ロ
ビンソン、ストロング・小林などと激
闘を繰り広げていたんですけどね。

新日本プロレスに参戦していた時代が
一番知られていますが、日本ではヒー
ルという位置で戦っていたのですが、
海外では、ベビーフェースとして戦っ
ていました。

海外での雑誌のピンナップなどでは、
女子数人を肩に乗せ、両手にはべらせ
円満の笑顔で写真に収まったりしてい
ますが、ここ日本での扱いは、大違い
なのです。例のテレビ朝日アナウンサ
ーなどからは、「人間山脈」などと、
もうまるで、化け物扱いでしたから。

海外と日本の観客から見られる落差の
違いがやたらと大きい為、アンドレ本
人から感じる、「日本人嫌い」の度合
い、というかエネルギーが、年々激し
くなっていき、自分が、プロレス会場
で生観戦するようになった時代には、
もうすでに、完璧にお互いが、嫌い合
う関係、というか、修復不可の状態だ
ったような気がします。(あくまで、
日本人の観客に対してです)

当時、対戦したレスラー誰もが与えら
れていたプレッシャー、

アンドレを投げれるか?

というお題目があったように感じます
自分のこの目で現場で実際に見ていて
もの凄く印象に残っている試合は、

1981年9月23日田園コロシアム
で行われたアンドレ対ハンセンです。

この試合での、ハンセンのブルパワー
炸裂具合は、物凄かったです。

この世で、ごくごく限られた、数人の
レスラーのみが、アンドレを、ボディ
スラムで叩きつけていましたが、、、

(有名どころでは、古くはストロング
小林、カールゴッチ!にいたっては、
ジャーマン!!!スープレックス!!
猪木、ブロディ?、ハルクホーガン、
ハーリーレイス、、、まだ居るけど)

この試合で、ハンセンが、アンドレを
マットに叩きつけたボディスラムが、
一番バシッと、決まった気がします。

それは、もちろん、自分が生で試合を
観戦している最中に、生アンドレの叩
きつけられっぷりを見れたという特別
な感情も加味されているのですが、、

話は180度、違ってしまいますが、
この人形の顔、誰かに似ている、と思
ったんですがキッスのジーンシモンズ
の素顔にそっくりです!

アルバム 「Lick it up」
で、素顔をさらし、そこからしばらく
は、素顔で活動することになるのです
が、まさに、タイトル曲で、最初の、
シングルカットである

「Lick it up」のPVで見
た、あのジーン・シモンズまんまの顔
造形ではないですか!(後、すこーし
ペロ・アグアヨ風味も数パーセント注
入されていますね)





写真 補足

アンドレ・ザ・ジャイアント 「大巨人」 ポピー製

追記

「四角いジャングル・格闘技世界一」
を久しぶりに見ましたよ!数十年ぶり
なはずです。これは、映画館のスクリ
ーンで見た覚えがあります。何しろ、

「藤原敏男」が大々的にフューチャー
されている映画でしたからね。自分の
友人の八百屋で、いつも買い物してい
たし、自分の家の隣の坂道で、いっつ
も坂道ダッシュやっていましたから。

この映画の坂道ランニングのシーンが
ありますが、自分の家の裏の坂道です

1970年代の自分の家の裏の道が、
こうやって今でも軽々と動画サイト内
で見れてしまう世の中って、凄いなぁ

この映画での、新日本プロレス道場内
の練習風景ですが、この殺伐感は、当
時見た時も、何一つ疑う事無く、

「プロレスとは、最強の格闘技」

だと確信したものでした。小学5、6
年生のクソガキが、この映像を映画館
の巨大なスクリーンで見たわけですよ
そりゃ、この男の戦いの表裏、生きて
いる間は、見届けよう、となるに決ま
っているじゃないですか。

一個20キロのコシティを左右両手に
持ち、ゆっさ・ゆっさと振り回す、若
手時代の木戸修と藤波辰巳を見ること
ができます。こんな強靭な肉体を持つ
男達が弱いわけありません!!

ここでもアントニオ猪木は言ってます

「いつ何時誰の挑戦でも受ける」と。

この当時この映像を見ていたからこそ
その後のIWGP構想にクソガキの僕
は大きく落胆するわけです(この投稿
で2019年1月13日付にアントニ
オ猪木について語っています)

この映画ではボブ・バックランド対ア
ントニオ猪木のWWWF・NWFダブ
ルタイトル戦も収録してあり、今見て
も、若くてピチピチのボブ・バックラ
ンドは、フィジカルが半端ない動きで
す。WWWFというWが一個多い時代
のタイトル戦ですよ!!!最高です。

ダブルタイトル戦お得意のグダグダ不
透明な結末ですが、お互いのムーブが
イケイケだった時代なので、これはこ
れで全然アリですね。

そして、格闘技世界一決定戦というか
異種格闘技戦の一つとして行われた、
対アンドレ・ザ・ジャイアント戦も、
収録されています。この試合も、お互
い、脂が乗り切っている時代のものな
ので、見ていて清々しいです。

そして、この映画を見ていて、思い出
してしまったことがあります。なんか
映像の質感が似ているなぁ、、、、、
って思ったんですよ。

「マッハ78」ってカーアクション映
画です。これ映画館に見に行ったんで
すが、少し拍子抜けしたんですよね。

でも映像の流れ、表面のザラつき、や
進行具合が、似てますよ。調べると、
やはり、制作スタッフが被っています
ね。そして、梶原一騎も共通したキー
ワードです。