ポピニカ・バトルクラッシャー

今回は、ポピニカ・バトルクラッシャーです。











写真 補足

ポピニカ・バトルクラッシャー ウイング・左右パンチ欠品・ジャンク状態 ポピー製

超電磁ロボ コン・バトラーV 1976年4月17日ー1977年5月28日 全54話

追記

この時代のポピー製品のパッケージや
広告には、やたらと、顔出しで、この
教育評論家・阿部進こと「カバゴン」
の「ひとこと」的な文章が付いていま
した。

ポピーの超合金って、このカバゴンの
「お言葉」と、「世界のコイン」(ロ
ボコンシリーズだけでしたが、、、)
が、なんかセットで脳味噌内に、イメ
ージ漬されています。

、、、で今回のこの広告上のお言葉は
結構、大事なメッセージだと、思うの
で、リライトしておきます。

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いきいきテレビキャラクター

子どもに複雑から単純への思考を教え
るのが、キャラクター玩具である。

キャラクター玩具は子どもたちに大人
気がありますが、学校の先生や教育評
論家の人たちには人気がありません。

人気があるどころか子どもの創造力を
ダメにするおもちゃ、やたらと高い値
段のものにして「これでもか、これで
もかと買わせるようにしている悪質玩
具である」ということになっています

その論法はテレビに対してと同一です
「テレビが子どもをだめにする。テレ
ビに毒された子どもを救うのが心ある
おとなのつとめである。俗悪子ども番
組を追放しよう!!」ということにな
っています。

キャラクター玩具はテレビの人気主人
公をモデルにしてあるわけですから、
まさに共に天をいただけない存在なの
です。

キャラクター玩具のかわりに、手作り
玩具こそ最良である。伝統的な玩具を
子どもたちに復活しよう。「これこそ
がキャラクター玩具によって縮小化さ
れた創造力を育てる道だ!!」とかえ
る刀で・・・という主張になります。

・キャラクター玩具も結構

・手作りも結構

というのが私の考え方です。どちらが
優れていてどちらが無用というもので
はないのです。

今言われている手作り玩具は、おとな
の善意のおしつけのようなところがあ
ります。

むかしの子どものものこそが唯一の創
造玩具ではないのです。キャラクター
玩具のあれこれから組み合わせて自分
の好みの新しいキャラクターを生んだ
りしている子どもがいます。

さまざまに分解して、まったくちがう
キャラクターに仕上げる。そのための
ドライバー、かなづち、ヤスリ、の使
い方を教えてもらっている子どももい
ます。

子どもたちは、キャラクター玩具から
その作られている精密さ・精巧さを知
ります。そしてその一つ一つが、実は
単純な一、二、一、二、という組み合
わせからできていることを発見します

おとなたちは単純なものから複雑なも
のへというコースが子どもの正常な成
長コースだと思い込んでいるのです。

キャラクター玩具はそのコースの他に
複雑なものから単純なものという理解
の道があり、子どもたちはたしかにこ
の二つの組み合わせの中で成長すると
いう現実の姿を示していることを知ら
なくてはなりません。

教育評論家 阿部進

追記2

自分の、コンバトラーVの玩具につい
ての思い出は、この超合金が出た時、
システム的に驚異的だなぁ、とは思っ
たのですが、玩具店で、組み上がった
状態のものを見て、それほどそそられ
なかった事は、未だに覚えています。