ロボメカ・ミニミニサイズ

今回はロボメカ・ミニミニサイズです








この人形の感想は、メカ、ロボット、
という形態にも関わらず、生命を感じ
させる赤と暗黒に引き込むダークな黒
という(僕の思うに)ある意味、機械
とは、かけ離れている、配色である色
見を使用した、攻めている人形だと思
っています。

そして、機械のモールドの彫りは素晴
らしく、兄のガリと、並べても遜色な
い、テクスチャーです。ようするに、
本来ならば、透明のソフトビニールで
覆われた、頭部のメカメカしい見た目
を構築しなければいけないのですが、
この小ささがゆえ、特殊加工が出来な
いので、あえて一度のソフトビニール
の抜き仕事で現さないといけない為、
ぱっと見の機械モールドの彫り仕事は
手を抜けなかったという事でしょう。

手足の蛇腹処理も完璧だし、胴回り、
腰周りのファット感も完璧です。ミニ
ミニサイズになっても、スタンダード
サイズのボッテリ感を感じさせてくれ
ています。特に、横からのショットで
の下半身の、ヒップラインの形状が、
これでもか!というくらいのオムツの
様な膨らみ方で、安心させてくれるR
ラインを見せて(魅せて)くれます。

身体全体の塗り行程作業も、目口の3
点、メーター、ハートマーク、と綺麗
に、チョンチョンチョンと、手塗り作
業らしい、乙な仕上がりです。特に今
回、この個体の目口のチョチョチョン
と塗った塗装の乗りが、一切のはみ出
しの無い完璧な仕事ぶりで、最高過ぎ
ます。

そして、これもまた、両手斜め上げの
ポージングで、しかも手先が大きく湾
曲した、手の平というか、円形仕様の
形状で、僕なんかの素人目に見ても、
成形工場の職人さんの、ひと仕事であ
る、ソフトビニール成形の際の焼き、
そして、抜き作業が、大変なのでは?
もしくは、気泡が入りやすいのでは?
と、勝手な心配してしまいましたよ。

これも、ミニミニサイズということで
この形状でもすんなりと、ソフトビニ
ールが、すっぽりと、抜けるのでしょ
うね。









写真 補足

ロボメカ・ミニミニサイズ ポピー製

がんばれ!!ロボコン 1974年10月4日ー1977年3月25日 NET系で放映 全118話