怪獣の王者メカゴリラ・マシン合金

今回は、怪獣の王者メカゴリラ・マシン合金です。











磁気怪獣ガルバンと、怪獣の王者メカ
ゴリラは、同一のボディです。

磁気怪獣ガルバンの箱は、写真が印刷
された、普通の形状の箱なのですが、
このシリーズ第2弾、第3弾である、
前回のケムラーも、今回のメカゴリラ
も、箱正面部分が、ウインドウ形式で
中が見える様になった、ボックス仕様
です。(自分は箱は持っていません)

そして、このメカゴリラの箱ですが、
「怪獣の王者」のキャッチコピーが箱
にも、ドーンと目立つように、印刷し
てあり、パッケージデザイン的にも、
なかなかのインパクトを残してくれま
す。

「王者」ってチャンピオンの事ですか
らね。怪獣のチャンピオンって、、、
もうここ日本で、それを掲げるって、
東宝のゴジラに喧嘩売ってるも同然で
す。まぁあのキングコング対ゴジラで
のあの戦いっぷりを見れば、王者を名
乗っても良いですね、、、

あれ?!でも、こいつはコングでは無
く、ゴリラでしたね、、、

そして、中に敷かれた発泡スチロール
は、ガルバンの物が使いまわされてい
ます。

磁気怪獣ガルバンの投稿最後の、追記
文章上で、マルシン製・マシン合金は
ポピーの超合金と、タカラのマグネモ
の、それぞれ良い所を、ミックスして
ある製品である、というような文章を
書きましたが、、、

マシン合金の第3弾目にして、早くも
ボディーの使い回し、という荒技を、
投入です。

マグネモシステムを取り入れている、
マルシンのマシン合金ですから、ちょ
いとアイデア次第で、簡単に販売形状
を変えれるのです。

タカラのマグネモが日本で売られてい
る形と、海外での販売形状・形態が変
わる、という変則的な仕様変更は、後
から玩具の歴史を、紐解いていく作業
の中で「目から鱗」の連続でした。

タカラの場合は、北米はMEGO社、
欧州は、GIG社で、鋼鉄ジーグの、
ボディを流用した、新たな玩具が、色
を変え、頭部を変えて、販売されてい
ました。まぁ主軸的にはミクロマンの
海外展開であるマイクロノーツ・シリ
ーズの中に組み込まれた形ではありま
したがね。(欧州GIG社の亜流製品
は、またマイクロノーツとは違った、
系統の物がありましたが、その辺につ
いては、また追い追いという事で)

ソフトビニール怪獣のカテゴリーでは
普通に、極々当たり前の、首すげ替え
システムですが、(マルサンのパゴス
やネロンガやガボラでお馴染みの!)
合金玩具のカテゴリーで、その作戦を
駆使していたのは、1976年当時の
日本では、珍しかったのでは?



























写真 補足

怪獣の王者メカゴリラ・マシン合金 マルシン製 販売時期 1976年 秋から冬