今回は、甦った怪獣・その２
前回の「甦った怪獣・その１」自分で
文章読んでいて、気になった部分を、
メモ代わりに＆抜粋＆書き出し。
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
・四十四年四月四日怪獣の製造元ブル
マァクを発足させた。
・ブルは英語で活気を意味する
・発売以来、半年間に市場に流れた怪
獣は実に百五十万個
・現在、甦った怪獣はウルトラマン、
をはじめゴジラ、バラゴン、ゴメスな
ど、二十八種類、また新しくスペース
ものにあわせたイカルス星人、ゴドラ
星人などがある
・石田、鐏両氏というたった二人で始
めた、ブルマァクだが、もう一人輸出
関係に強い柴田氏を迎え入れた。
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
————————–
初っぱなで、会社の設立スタートは、
四並びの数字は、なかなかセンス有る
ブルマァクのブルの語源知らなかった
半年間に市場に怪獣人形を百五十万個
また、新しくスペースものにあわせた
イカルス星人・ゴドラ星人あえてここ
に星人の名前を挙げる（マルサン時期
から発売済みの星人）ウルトラセブン
制作〜放映後〜第二次怪獣ブーム前夜
でも、世の中の流行りは宇宙もの全盛
だった、という事実、がこの文面から
読み取れる
柴田氏を含む、三人でブルマァクを動
かす事になるわけですが、
この三人による、マルサン倒産〜ブル
マァク発足、という、この会社復興の
物語の漫画化というのもありました。
輸出関係に強い柴田氏のブルマァク参
加の関係で、ハワイ版ブルマァクとい
う非常に興味深い製品化事情があるの
だなぁと、ここでやっと自分の中での
色々な妄想が、自己完結できました。
————————–
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
差し込まれた当時の写真に驚愕
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
地引き網・底引き網に、かかった大量
の青魚・海産物？！に見えるけれど、
ソフトビニール人形袋入れ作業中です
ソフトビニールのバリ切り、間着部位
バリくり抜き作業中かな？！
渋谷東急デパート玩具売り場怪獣展示
————————–
マルザン倒産（昭和四十三年暮れ）
石田光田郎氏・鐏三郎氏の二名で昭和
四十四年四月四日ブルマァクを発足。
石田実氏、同業者の支援により、昭和
四十四年五月に（株）マルサン復活。
こんなにも早々復活していたとは！
今回のブルマァクの特集記事の次に、
マルサン再起すという、お知らせ記事
が早くも紙面に
————————–
マルザン再起す
新会社（株）マルサン本格的活動始る
一昨年の暮れに経営不振のため完全整
理を行った（株）マルザン（石田実社
長）は、その後、同社の実績と名を惜
しむ同業者各社の期待と支援によって
昨年五月に新会社（株）マルサンとし
て再スタートしたが、約七ヶ月にわた
る準備ののち、十一月末に初の新製品
が発売の運びとなり、これに伴って本
格的営業活動が開始された。
新会社（株）マルサンは、この新製品
”ゼロ戦３１”にひきつづき、昨年末
に完成した新製品五～六点を新春早々
に発売する。旧会社（株）マルザンの
製品と金型は”整理”の際に全面的に
処分したので、新会社はまったく新し
い製品だけを売っていくことになって
いる。
石田社長のはなし
「一昨年は私の不徳ため皆さまにご迷
惑をかけ、本当に申しわけない。皆さ
まのあたたかいお力ぞえにより、この
たび新会社がやっと本格的活動に入る
運びとなったが、以前のにがい経験を
生かし慎重にやっていきたいと思って
いる。当分の間、社員は私と金子（専
務取締役・金子三夫氏）の二人だけで
プラモデルと金属玩具をつくっていく
つもりでいる。よろしくご指導ご鞭撻
のほどお願い申しあげる」
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
「甦った怪獣」の総括
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
「帰って来た怪獣おもちゃ」の総括で
結局最後には（再）マルサンを持ち上
げて終了。
今回「甦った怪獣」自体はブルマァク
”オンリー記事”なのに結局、何故か
最後に（再）マルサン復活のお知らせ
記事がおまけに付属という、なんとい
うか、、、
自分で調べて書いて、取り上げている
んですが、、マルサン・ブルマァク・
（再）マルサンの関係性って、切って
も、切れない、というか、、、とても
面白い！
そりゃ中の人”最重要人物”鐏氏が、
双方の会社を、跨いでいたし、それは
当たり前と言ったら当たり前なのです
が、、、
自分は昭和４２年（１９６７）生まれ
で、第一次怪獣ブーム真っ只中に、こ
の世に生まれて、二歳児くらい〜幼稚
園入園まで、今回特集した第二次怪獣
ブーム前夜に、特撮関連テレビ再放送
・怪獣人形遊びに踊らされて、、満を
時して始まった新しい特撮番組である
帰ってきたウルトラマン仮面ライダー
の、初回テレビ放送で、ノックアウト
された、ドン・ピシャ世代な訳で今回
の玩具会社関連のディグ作業は、自分
の思い出補正作業にもなり、楽しかっ
た。
で、自分の押入れに入れっぱなしで、
手付かずだった、手持ちのコピー資料
は、ちゃんと元気で生きている間に、
自分で、見直し、読み直ししてちゃん
と自己完結して、今回の様に発表して
いこうと思いました。
ここ最近たまたまＰＣ作業キーボード
手打ちゾーンに入ってしまった関係で
文字だらけ投稿になっていますが、、
漢字の勉強にもなったし、自分の脳味
噌ツルツル化現象・老化防止にはなっ
たかも。
自分の１番の失態は、手持ちのコピー
資料（玩具業界誌）の発行日付をメモ
ったノートを紛失してしまった関係で
いちいち資料に日付が記載出来ていな
い！！という結構大きい手落ちがあり
ます。その面、今ここで報告しておき
ます。もしこのブログ読者の人で、そ
こ（玩具業界誌発行日付）気にしてい
る方々がもしいらしたらすいません！
・二歳児時代の自分（もう直ぐ三歳）
