飛べ・ウルトラマンタロウ

今回は飛べ・ウルトラマンタロウです











空を飛ぶ、というコンセプトの、ヒー
ロー人形(スタンダードサイズ)は、
科学忍者隊ガッチャマン(1972年
10月1日ー1974年9月29日)
放映中に、亀マークの中嶋製作所が、
ウルトラアクションボーイという括り
の中で、ガッチャマンシリーズが、全
5体、発売されました。

前々回の投稿で、ポピーの改造人間括
りの中で発売された、ミニサイズの、
ファイヤーマンを投稿した訳ですが、

同じ流れの、カセットタイプ改造人間
ラインナップの中にも、科学忍者隊ガ
ッチャマンの大鷲の健やマジンガーZ
がありました。

同時期、マジンガーZの放映もあり、
実際、マジンガーZの空飛ぶ系の玩具
の販売もありました。

マジンガーZ関連空飛ぶ系の玩具は、
2018年11月12日・13日で、
投稿済みです。

そして、マスダヤも、この今回取り上
げる、ウルトラマンタロウと流星人間
ゾーンの空飛ぶ系玩具の販売をするこ
とになります。(流星人間ゾーンは亀
マークの中嶋製作所からもウルトラア
クションボーイシリーズ第二弾として
発売がありました)

この時期の2大人気番組である、マジ
ンガーZ・科学忍者隊ガッチャマン共
に、空を飛んでいるシーンが大フュー
チャーされています。それが、この
1973年付近に、空飛ぶ系、玩具が
多くリリースされた、要因なのではな
いでしょうか。

しかし、、ですよ。ここからは、実際
の人形について書いていきます。

空飛ぶシステムを装着する為の背中の
突起物が、このマスダヤ人形の特色で
す。たとえば、水中泳ぐ系の玩具(人
形)だと、お腹部分に、これと同じ、
突起物が、あるのですが(水中モータ
ーを取り付ける為)空飛ぶ系になると
天井から、吊り下げる訳ですから、そ
れが逆転して、背中になる訳です。

このボディ、特に腰から足の分割部位
(骨盤)の感じが、昔(購入当初)は
全く好きになれない形状でした。

しかし、月日は(購入から30年近く
経ち)流れ、いろんなものの見方も、
成熟して、いろいろ一周、二周もする
と、違った感情も生まれてきました。

特にあの大嫌いで、自分の中でも、た
だの笑いネタだった、新生マルサンの
(刻印はKKマルサン)

「怪傑透明ウルトラエース」

の腰のライン、形状、足の分割表現が
なんか、ここ数年のブログ投稿の為の
撮影の機会が増えて、モニター上で、
眺める時間も、増えてきて、次第にな
んか、認めたくなってきた、というか
「これって、キッチュかも、、、、」
なんて、感情が出てきてからは、同類
の腰というか、なんか女子っぽい、安
産型骨盤の形状を持つ、この飛べウル
トラマンタロウも、当然の如く再評価
対象になりました。

またブルマァクのウルトラマンタロウ
と並べて比べると分かることなのです
が、うなじ部位をちゃんと赤く塗って
あるのがマスダヤ版タロウのポイント
なのかなぁ。

マスダヤは、胸のプロテクターのボツ
ボツ部位が、しっかりとした大きさで
遠距離商品撮影でも、しっかりとボツ
ボツを主張していて好印象なんです。
(当時の業界紙広告写真)

今回比較したのがマスク取れバージョ
ンのブルマァクのスタンダードサイズ
なので、こちら側は、やたらと頭デッ
カチに見えてしまう部分はご了承くだ
さい。

様々な大きさの製品をリリースしてい
たブルマァクのウルトラマンタロウで
うなじ部位に赤をちゃんと塗装してあ
るものって、自分の記憶では、無いか
なぁと。

最後に、同じ会社、同じシリーズの、
流星人間ゾーン・ゾーンファイターと
の造形比較ですが、ゾーンファイター
は、通常、従来通りのスタンダードサ
イズのヒーローソフトビニール造形を
なぞった形状です。いかに、このウル
トラマンタロウの体のラインが、異質
なのかがわかります。
















写真 補足

飛べウルトラマンタロウ マスダヤ製

ウルトラマンタロウ 1973年4月6日ー1974年4月5日 全53話

追記

このウルトラマンタロウは、二度程、
このブログ投稿に、登場しています。
2017年12月16日の投稿ウルト
ラマンレオ&ウルトラマンタロウの回
と2018年4月8日の投稿、飛べ流
星人間ゾーンの回です。

前回、前々回と、数年が経ち、物撮り
用のカメラも変えて、赤の発色も、今
回のカメラは、なんか自分の好きな赤
をちゃんと捉えれる事の出来るカメラ
だと、今回の撮影で、再確認できまし
た。

赤は、本当に、実際の色と、パソコン
の画面上で、表現される色の違いが出
る色だなぁと常日頃から思っているの
で、これは自分には嬉しい科学の進歩
なのです。