飛べ・アストロガンガー

今回は飛べ・アストロガンガーです。










前回、ブリキ製円盤玩具を取り上げて
いる際、やたらと、マスダヤ製を連呼
していましたが、マスダヤ繋がりで、
今回は、(飛べ)カテゴリーの玩具を
載せます。もう既にこのブログでは、
ウルトラマンタロウ、流星人間ゾーン
と2種類の飛べ系玩具を載せてきまし
たが、今までの製品は電動でした。

今回の飛べ系の人形は、人力です、よ
って電動よりは明らかに、前の製品と
いうことになります。かるーく時系列
の流れをオサライすると、マジンガー
Zの放送が始まる、2ヶ月前に、この
アストロガンガーの放送がスタートし
ます。同期に科学忍者隊ガッチャマン
と愛の戦士レインボーマンの放送が始
まります。ガッチャマンとレインボー
マンの人形は中島製作所から発売され
ますが、当然の如く(手動ですが)空
飛ぶシステムが、オプションとして組
み込まれていました。滑車機能を駆使
して、糸で空中を縦横する、という仕
組みになりますが。

これらの玩具業界の流れ的な側面を考
慮して、この時期の玩具には空飛ぶと
いうオプションは必然的に有ってしか
る物だったという事になりますね。

この時期の(第1ジェネレーションと
でも呼びましょうか)空飛ぶ系玩具は
当たり前の如く手動でしたが、そのわ
ずか、半年後の空飛ぶ系玩具は、躍進
的な進化を遂げて、遂に電動になりま
す。

アストロガンガー、ガッチャマン、レ
インボーマン、の放送から半年後に、
ウルトラマンタロウ、流星人間ゾーン
が始まるのですが、それらの空飛ぶ系
玩具のシステムは電動になっています
ね。これらの発売元はマスダヤ、中島
製作所な訳ですが、マジンガーZを大
大的に売り出している、バンダイ、ポ
ピーも、当然空飛ぶ系の玩具を発売し
ています。

マジンガーZの放送は微妙にアストロ
ガンガーよりは遅れてはいましたが、
マジンガーZの空飛ぶ玩具はしっかり
と販売されていました。一つは、頭以
外はプラスティック製の空飛ぶ玩具で
もう一つは、クリヤーの成形色を使用
した、ミニソフビの物。(このミニソ
フビの方のラインナップにガッチャマ
ンがあります)ガッチャマンにしても
マジンガーZにしても、当時大ヒット
アニメーションだった訳で、放映期間
も他のアニメーション番組とは違い、
長く放送され続けました。よって玩具
の種類はもとより、その玩具を発売す
る業者も、もの凄く多いし、販売数も
もの凄い事になっていました。


ウルトラマンタロウの場合の形態です
が、黄色いウインドウタイプの箱に入
っていて、宇宙の柄の背景の台紙が敷
いて有り、ライムグリーン色の電動空
飛ぶシステムの機械と一緒に人形が、
ディスプレイされ包装されています。

空飛ぶシステムをうたっている、ソフ
トビニール人形の特徴として、背中の
突起物があります。これは、昔買った
ばかりの頃、一体何のため?とずっと
疑問符の付くものでした。それは空飛
ぶシステムのボックスを取り付ける為
に絶対不可欠な突起物だと言う事に気
付くのには、それから数年、数十年程
かかる訳です。




このアストロガンガーって意外と玩具
は出ていないんですよね。この飛べと
同じ会社マスダヤから出ている、トー
キングの人形くらいではないのかなぁ
まぁ、ニセモノのスタンダードサイズ
ソフトビニール人形が二種類程、出て
いました。一つは造形の出来の凄く良
い物で、ヘッダーもしっかりとした物
もう一つは、かなり酷い出来映えでし
たね。もちろん、小さなものも、出て
はいましたが、こちらも当然の如く、
酷い出来でした、しかし味、というか
コクは、もちろん感じる事はできまし
た。

しかもトーキングのアストロガンガー
ってホントに世の中に出て来ないんで
す。って事はですよ、当時からあまり
流通していなかった玩具だという可能
性が大という事になります。まぁ、そ
のトーキングから比べると幾分かは、
見る機会のある、この飛べの方ですが
それでも、大分見る機会の少ない玩具
である事には、変わりません。

ほんと、また言いますね、玩具の金額
とか言うの、書くの、好ましいと思い
ません!けど、情報として見てしまう
と、なんかつい、えぇマジで!って、
そんなノリでは言いたくなる時も、た
まぁ〜に、ありますよね。

ちなみに、、、もの凄く状態の良い、
アストロガンガートーキング人形が、
某王手グループのオークションに出て
いましたが、、、、

福沢諭吉が、100枚!必要でしたね
箱入りマッサラピンの状態で福沢諭吉
100枚ならば、まだ分かるんですけ
どね。ただのムキ身で、ですよ、、、

しかも、この個体は一度オークション
で出品され、傷の有る部に補修を施し
修正されて、新たに出品されていた!
とか、、、そんな噂も聞きました、、
真相は?!まぁ話は、「飛べ」に戻し
ます。

「飛べアストロガンガー」は、淡い若
干薄過ぎの水色の成形色に、濃いめの
赤紫と茶色の混合色の様な塗りのコン
ビネーションが最高です。

肝心の、アストロガンガーの内容なん
ですが厳密には巨大ロボットヒーロー
というよりは、合成ロボットという呼
び名が正しいというか的確なのでは?
という見解を、僕は持っています。

主人公である、カンタローが、カンタ
ロス星(このネーミングが最高!)の
生きている金属から作られた、ガンガ
ーにすーっと入り込むという(合体で
すかね)ある意味勇者ライディーンの
フェードインの、先取り状態だった訳
です。そして、ブラスター星人達と戦
うんです。(昨今、マジンガーZの敵
の機械獣の造形玩具が未だにかっこい
いと、もてはやされていますけど、こ
のブラスター星人の怪獣やロボット達
のデザインは皆、もの凄くかっこいい
デザインですよ!いやマジで)

アニメーション元請制作はあのナック
です。そうです!僕の大好物だった、
正義を愛する者月光仮面、を製作して
いた会社ですね。製作は、ヘッダーの
上に丸い紙の版権シールも貼ってあり
ますが、宣弘社です(月光仮面、ハリ
マオ、シルバー仮面、アイアンキング
戦えドラゴン、、などなど日本の名作
を沢山製作、管理している会社)

この正義を愛する者月光仮面をナック
が作った次に出て来たのが、このアス
トロガンガーなんです。そして、ダメ
おやじ、チャージマン研、ドンチャッ
ク物語、と続いていくんですね。この
ナック制作アニメーションの関連玩具
ですが、グロイザーX、ゴーバリアン
サイボットロボッチ、などなど、これ
からここのブログに、いつか登場する
ことになるでしょう。(それまで、こ
こが続くと良いと思いますし、自分の
ヤル気が続くといいなぁと思っていま
す)

こういった、製作の時系列を遡って、
よーく自分の脳みその記憶の棚を再構
築していくと、このアストロガンガー
という作品と、月光仮面の繫がりや、
関係性が、見えてきますね。正義を愛
する者月光仮面というアニメーション
作品のクオリティーの高さと、その関
連、そして直ぐ後アストロガンガーの
製作、放映が重なっている、という事
が、この番組の、時代一歩先取り感と
センス、デザインの素晴らしさ、そし
て完成度が!高い作品ということが、
わかります。

当時の子供達からは、少し速すぎたの
かもしれませんが、少なくとも、昭和
42年生まれの、自分には刺さってい
ましたし、主題歌もよく歌っていまし
た。そして、放送から約45年程経過
しようとも、かっこよさが際立つこの
キャラクターは、やっぱり凄いです。
チャージマン研のように、もう一花咲
かせるような事も有るかも、ですね。







写真 補足
飛べ・アストロガンガー 袋入り マスダヤ製

アストロガンガー
1972年10月4日ー1973年3月28日 全26話 日本テレビ系列

追記

ところで、アストロガンガーはお隣の
韓国でも、放映されていたんだとか、
「チャンガの宇宙戦争」というタイト
ルだったそうですよ、1978年8月
から東洋(トンヤン)放送(TBC)
で放映されていました。僕的に、物凄
くビビったのが、少女時代が、このチ
ャンガの宇宙戦争の主題歌のカバーを
コマーシャルで歌っていたという事で
す!これって、日本のオリジナルのO
Pは水木一郎アニキが歌っているんで
すよね。何処かで何処かで何かが有れ
ばぁーーガガガガガガぁんと大きなぁ
ちィかァらァあ〜ってもう最高です!
同じメロディを少女時代が、ジーニー
の振り付けを付けて歌っているなんて
凄く不思議な感じです。もちろん銀行
のCMなんで、当然歌詞は、変更され
ていますよ。韓国で、チャンガはあの
テコンVと、同系列で語られる程の、
メジャーな懐かし巨大ロボットアニメ
ーションだという事なので、向こうで
は、なんら不思議な事では無いのでし
ょうが。

Khabib Nurmagomedov

なんか、今回アストロガンガーの顔の
写真ずーっと見ていて、誰かに似てい
るなぁって、ずーっと思っていたんで
すがUFCに出てる、未だに無敗の、
最強ファイター・ハビブ・ヌルマゴメ
ドフ選手に顔の感じが似てるんですよ
ね。ってことは、アストロガンガーは
ロシア人顔って事ですかね。うんっ!
そんな気が、します。それにしても、
ヌルマゴの強さはずば抜けていますよ
ね。僕的には、次はまあ年齢的にアレ
なんですがジョルジュ・サンピエール
か、ネイト・ディアズとの試合が見た
いですね。コナー・マクレガーは二度
目を散々アピールしていますが、負け
癖の付いている、この選手の試合は、
もうあんまり見たくないですね。散々
稼いだのだから、もう試合は休んでよ
いのでは?トラッシュ・トークで試合
まで、ガーガー盛り上げるって、王者
に上り詰めるまでは、別に良いと思う
んですよ、(ジョゼ・アルド戦までは
神がかっていましたよ確かに)でも、
王者に成ったのならば、ドンと構えて
欲しいですよね。選手には。あらら、
アストロガンガーなのに、何故か総合
格闘技にまで、話が脱線してしまいま
したね、失礼しました。